極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「柚希!」


誰かが走って来るような、砂利が散る音が近づいてくる。
私は嗚咽を飲み込んで停止した。


今の声は幻聴じゃない……。
そう思った時、今度ははっきりと聞こえた。


「また腰が痛いのか!」


紛れもなく彼の声だった。
ありえないと思いつつ振り向いた私は無様に尻餅をついてしまった。


だって、後ろに立っていたのは──。


「大丈夫か!」


ずっと会いたくて会いたくて夢にまで見た、その人だったから。



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