極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「結婚を利用しなくても、俺は会社を支えてみせる。この一か月、資金調達で銀行や海外のモバイルメーカーと話をつけてきた。だけど、俺を支えられるのは柚希だけだ」


彼の足元の砂利が音を立てた。
こちらに一歩近づいた彼の目は胸に迫るほど思いが込められていた。


「好きだ、柚希。俺は好きな女と結婚したい、ただの男なんだ」


腰が抜けたように動けない。
砂利の上に座ったまま、涙で見えない視界の中で両手を差し出すと、力強い腕に抱き締められた。
私の髪に顔を埋めた彼が怒ったような声で呟いた。


「何回も黙って逃げ出すな」


「ごめんなさい……」


彼にしがみつき、胸に顔を埋めて泣いた。




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