心をすくう二番目の君

頭上に迫った顔の向こうに、カーテンレールが見えた。
降りて来た指先に、ブラウスのリボンを解かれる。
現れた首筋に落とされたキスが、鎖骨から胸元へと移って行く。

「……っ」

触れられる度に身体が痺れるようで、きつく瞼を閉じて声を呑み込む。
春志の大きな掌が、わたしの上を何度も行き来している。

「……っぁ……」

遂に甘い声を漏らしてしまうと、恥ずかしさの余り身を捩って、枕に顔を半分埋めた。
ベッドに肘を付き、綺麗な顔立ちが染まった頬を覗き込んで来る。

「なんかその反応……初めてするみたい……」
「……うん……初めてみたいな、気持ち……」

答えながら、益々顔が火照ったのが解った。

「……そうなの……」

呟いて愛おしげに目を細めると、脇腹を撫で上げた。
幾度も肩を震わせている内に、いつしか素足にされている内腿を指の腹で繊細に弾いた。

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