外ではクールな弁護士も家では新妻といちゃいちゃしたい
ムキになって頬を膨らますと、奏介が戸惑ったように瞳を揺らす。
「奏介がいないと広すぎて寒い。奏介の声が聞こえないから、静かすぎて……怖くなる」
そう言い募る私の目の先で、奏介の男らしい喉仏がゴクッと上下するのを見た。
「そういうの、奏介が気付く日は来ないかもしれない。私しか知らない寂しさでしょ……?」
キュッと唇を噛み、声を尻すぼみにする私の頭に、奏介が引き締まった腕を回した。
「すまん」と言いながら、私を胸に抱きしめる。
「君の言う通りだな、七瀬。はっきり教えてくれてよかった。この一週間だけじゃない。結婚してここで暮らし始めてからずっと……俺の想像以上に、寂しい思いをさせていたんだな」
殊勝な口調で「すまない」と繰り返す奏介の胸に、私はそっと顔を伏せた。
「……わかってくれたなら、謝らなくていい」
奏介と一緒に過ごせない寂しさは募り、まるで歴史を重ねた地層のように何層にも積まれていたけど、彼が真摯に受け止めてくれたから、胸がじんわりと温まっていく。
私も奏介も元は他人だ。
偶然の出会いからお互いに好意を持ち、結婚して夫婦という新しい関係を築いたけれど、私にも奏介にも仕事がある。
これまでの生活も、趣味も、家族も……それぞれが抱え持つバックグラウンドを、疎かにしてはならない。
「奏介がいないと広すぎて寒い。奏介の声が聞こえないから、静かすぎて……怖くなる」
そう言い募る私の目の先で、奏介の男らしい喉仏がゴクッと上下するのを見た。
「そういうの、奏介が気付く日は来ないかもしれない。私しか知らない寂しさでしょ……?」
キュッと唇を噛み、声を尻すぼみにする私の頭に、奏介が引き締まった腕を回した。
「すまん」と言いながら、私を胸に抱きしめる。
「君の言う通りだな、七瀬。はっきり教えてくれてよかった。この一週間だけじゃない。結婚してここで暮らし始めてからずっと……俺の想像以上に、寂しい思いをさせていたんだな」
殊勝な口調で「すまない」と繰り返す奏介の胸に、私はそっと顔を伏せた。
「……わかってくれたなら、謝らなくていい」
奏介と一緒に過ごせない寂しさは募り、まるで歴史を重ねた地層のように何層にも積まれていたけど、彼が真摯に受け止めてくれたから、胸がじんわりと温まっていく。
私も奏介も元は他人だ。
偶然の出会いからお互いに好意を持ち、結婚して夫婦という新しい関係を築いたけれど、私にも奏介にも仕事がある。
これまでの生活も、趣味も、家族も……それぞれが抱え持つバックグラウンドを、疎かにしてはならない。