無題 〜奇跡の7つ子〜

9:♣秘密の部屋♣

私は、秘鳴に連れられて、一階まで階段を降りる。


一階までついた時、まだ降りるよ!


と言われた。


「だ、だけど、もう降りる場所は…」


言いかけた時、秘鳴は、手すりのカバーを取り、そこにあった番号を入力した。


人とかに見つからないようにしてある。

意識してもしなくても見つからない。


地下への階段があくまで、20秒。


ふよふよと、エリックが寄ってきた。


私は、こそこそ話で、エリックに、

「(着いてきて!なるべく隠れて、)」

と言った。

何かを悟った、エリックは、私の大きなリボンの髪留めの中に入った。

こっちに来てから、色々と髪が邪魔になり、ポニーテールにしている。


地下の階段があいた。

秘鳴は、進んでいく。

私は、あたりを見回しながら、進んでいく。


最後の段まで来た。すると、そこには、ふたつのドアがあった。

ひとつは、夜空柄のドア。

もうひとつは、真っ黒なドア。


秘鳴は、迷わず、夜空柄のドアを開けた。





こ、ここは!!!!!!!!
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