無敵の剣
会食には、近藤さんと土方さん

永倉さんに原田さんがきていた



4人の視線が平助の頬に集まる



腫れているのが右頬だから
左利きの私の仕業だとわかるだろう



なのに、原田さんときたら


「平助!なんだ!?腫れてるぞ!?」



本当に、この人は…



どうせ、無言で通すと思っていたのに


「一が、思いっきり叩いてきた」


「なっ!! 平助が悪いんだろ!!!」


つい、ムキになる



「くだらねぇことすっから!!」


「くだらないとはなんだ!!私がくだらないことしたからって、蛇はないだろ!!!」


「蛇くらいで腰抜かすな!」


「腰抜かしてない!!!」


「抜かしたみたいだった!!」


「仕方ないだろ!!嫌いなんだから!!!」



私達は、お互いの両頬をつまみあい
本気で言い争う



「いい加減にしないか
皆が困っているじゃないか」



伊東さんに言われ



渋々と喧嘩をやめる




食事の中に私の好物があった


1番にそれを食べ、機嫌が治る


美味しい!!



ポン



平助が私の好物をくれた



「いいの?」


「やる」




私も、お返しに平助の好物を渡す



「ありがと」




ニコニコと酒を飲む




「平助、いつも悪戯してごめん」


「ううん 俺も蛇嫌いなの知らなくて
ごめんな」




仲直りして、私達2人だけ上機嫌











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