無敵の剣
ふと、沖田さんの刀に触れた


私の努力は、無駄にならない
必ず、守れると言ってくれた

私は、沖田総司に認められたんだ
この刀に恥をかかすことは出来ない

左手で、右手のひらに

〝人〟

ゴクリと飲み込んだ

「大丈夫です!いきましょう!」

「なんだ?緊張していたのか」

「え… あぁ はい クスクス」


私と沖田さんのおまじないだった



船に乗り、土方さん達を援護する作戦計画を乗組員へ
それぞれが配置につき、出港してしばらくし
船の揺れが大きくなった


風が吹き始めたと思ったら、あっという間に
グラグラと激しい揺れに変わる
船の制御が困難だと知らせがあった











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