無敵の剣
上層部へ離脱を願い出た


「悪阻が酷いのか?」

「へ? いいえ」

「なら、いいじゃないか」

「え?」


一は、怒られると思っていた
予想外な言葉に意表を突かれる



「戦線に出なくても、君に出来ることがたくさんあるということだ
土方君から聞いたよ
女子とはいえ、君が斎藤一なんだろ?
昨日から、皆の士気が上がった
どうか、皆の道しるべとなり
力を与えてやってくれ
もちろん、産み月が近くなったら
離脱してもらう
産んで体調が戻ったら、帰ってくること
いいね?」


「ありがとうございます!!!」



土方のそばにいられる


嬉しくてたまらなかった






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