無敵の剣
性格がまるで違う私達が
なぜ、見分けられないのか


不思議で仕方なかった



同じ1が原因ならば

私は、二郎でも構わない




私は、私だと誰かに認めて貰いたいだけかもしれない





だって…





「へぇ、一は左でも刀が振れるんだな?」




そう言って


いとも簡単に
1回で同じ技をやってのけた

私が何年も稽古をして完成させた技


私が、私であるという証


一という名も

私も



すべて、壱が持っていく




思い知らされた







「俺、一みたいになりたい!」






それは、私になりたいということ?



そんなのおかしい



「私は、壱みたいになりたい」






双子じゃなくて、ひとりの人だったら

欠けた部分を埋められたら



そう思っているのは、私だけだと思っていた







壱に足りないものがあるのか?



私にない物、欲しいもの
全部、壱が持ってるのに…


















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