双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
「……そうですね」
「響夜社長がここまで意地になるのは、初めてです。
いつもなら、いくら腹を立てても
朔夜副社長に上手く丸め込まれてすぐに
元の生活に戻るのですが……」
市原さんの言葉に胸がズキッと痛んだ。
私のせいだ!
私が間に居るから仲良くなるきっかけを
作れないんだ……。
本来なら気になり自宅に戻るなりして
戻れるチャンスがあったのかもしれない。
でも、副社長から私を引き離すためには、
そういう訳にはいかない。
やっぱり私が出て行くしか……。
「響夜社長の事も心配ですが
朔夜副社長の事の方が心配です。あの方は……」
言葉に詰まる市原さん。
「……市原さん?」
ハッとした表情をする市原さん。
「いえ、ただの独り言です」
そう言うと目線を逸らしていた。
どうしたのだろうか……?