双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
「……お前の母親は、勘のいい奴だよな。
母様も……そうだった」
副社長は、思い出すように呟いた。
「……はい。だから私の気持ちに
いち早く気づいて励ましてくれます。
逆に申し訳なくて……」
だから、いつか安心してもらい
楽をさせてあげたい。
「そうか。俺らの母様もそんな感じだった。
母様は、俺の歪んだ気持ちに気づいては、
笑って手を差し伸べてくれた。
だがそんな母様もアッサリと死んだ。
ずっとそばに居てくれるって……約束したにも関わらず」
「俺は、あの人が憎い。あの人が死ななかったら
あんな事件は起きなかったのに。
愛しているからこそ……憎い」
そう話す副社長の頬には、また
涙が伝っていた。
憎いのは、嘘だ。
でも、そこに本心と歪んだ感情が混ざりあってる。
どこか矛盾しているのは、
本音を探られないように
必死に隠しているようにも見えた。
何かを守るために……。