結婚のその先に

離したくない

ホテルに着くと啓吾は栞菜の顔をまっすぐに見た。

栞菜は今なにを考えている?

このまま進んだらいけないのか?

でも離したくないんだ。


「青のりついてる」
「えっ嘘。」
あせる栞菜に啓吾はふっと笑った後に唇を重ねた。



啓吾ははじめて自分の感情や欲望を抑えられなかった。栞菜の心まですべてがほしい。
< 115 / 279 >

この作品をシェア

pagetop