【短】大ちゃん先輩はカッコ悪い!
「大ちゃん先輩が好き」
大ちゃん先輩のことが好き過ぎて、想いが溢れて、暴走しそう。
でも大切にしたくて、わたしの想いが大ちゃん先輩を傷つけてしまいそうで、好きと言われても素直になれない自分がいる。
「……好き」
「瀬名ちゃん、いつもここで勉強してるの?」
「だ、大ちゃん先輩!?」
気づけば、外が薄暗くなっていた。
ぼんやりしているうちに図書室は静かで誰もいない。
もう帰らなきゃならない時間だ。
「大ちゃん先輩、もう部活……」
「終わったよ」
あれ? 気のせいかな。寂しそう。
その笑顔もいつものとは違う。
わたしのことを探して疲れたのかな。
それとも夏の大会、わたしが行かないかもって不安にさせてしまったんだろうか。