敏腕メイドと秘密の契約
"やっぱり"

藍は、最後に自身のパソコンのエンターキーを押すと
大きなため息をついた。そして、ぐったりとソファの背もたれに体をあずけた。

「なにかわかったのか?」

天音が尋ねると、藍はだるそうに問題のパソコンのディスプレイを指差した。

その画面では、笑顔の金髪青年のキャラクターが、こちらに向かって手を振っていた。

"click here!"の文字を押すと

"Did you enjoy This game?"
『このゲームを楽しんでくれたかい?』

とそのキャラクターが問いかけてきた。

天音は、もう一度clickを押す。
すると、

"Hi,Aoi and Amane. I pray for your first love growing"
『ハイ、藍と天音。君達の初恋が実ることを祈ってるよ』

キャラクターは

"Yes,I am John!"
『そう、僕だよ。ジョンだ!』

と名乗った。
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