ホテル御曹司が甘くてイジワルです


「真央は色白だから、夜空のような色のドレスが似合うと思っていたけど、想像以上に魅力的で困ったな」
「これ、清瀬さんが選んでくれたんですか?」

私がそうたずねると、彼は微笑んだ。

てっきりサロンのスタッフの人が用意してくれたと思ったのに。

素敵なドレスに感激していたけど、それが清瀬さんの選んだものだと知ると、なんだかそわそわと落ち着かない気分になった。


まるで自分が彼のものになってしまったみたいだ、なんて馬鹿げたことを思ってしまう。

「じゃあ食事に行こうか」

そう言って私の腰に腕を回した清瀬さんに、戸惑いながらうなずいた。




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