ホテル御曹司が甘くてイジワルです
「真央が久しぶりにここに帰ってきたのに、ずっと上の空でなにかを悩んでいて心配してたけど、ちゃんと愛されて幸せなのね」
「うん」
言った母に照れながらうなずくと、隣で清瀬さんが口を開いた。
「真央さんを一生幸せにします」
その言葉に驚いて、おもいきりせきこんでしまった。
「き、清瀬さん。一生幸せにって、それじゃあまるで結婚の挨拶みたいですよ」
「みたい、じゃなくて結婚するつもりなんだから、当然だろ」
「ちょっと清瀬さん、気が早すぎます!」
結婚なんて、私たちはまだ付き合い始めたばかりなのに!
「真央は俺と結婚するつもりはないのか?」
「い、いつかは、そうなれたらいいなとは、思いますけど!」
「じゃあ、問題ないな」
パニックになって慌てる私と、満足そうにうなずく清瀬さん。
「でも、うちはいいとしても、清瀬さんのご両親は……」