ホテル御曹司が甘くてイジワルです
 

「でも、僕が夏目さんがふたりに言い寄られているのを見て助けてあげようと立ち上がったら、清瀬さんが僕を制して夏目さんのところにかけつけてくれたんだよ」
「え……?」

あれは、館長の話し合いが終わって偶然居合わせたんじゃなく、私のために出て来てくれたの?
立ち上がった館長を制してまで、わざわざ清瀬さんが?

驚きで言葉につまる。どんなリアクションをしていいのかわからなくてうつむいた。


心臓のあたりが妙にくるしくて落ち着かない気分になる。


……彼はここを買収しようとしている敵なのに。



 

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