溺愛幼なじみの両片想い



学校の最寄り駅に着いたからしぃくんの壁ドンからは解放された。

未だにドキドキは止まらないけど.....



「電車の中で顔赤くなってたけど体調悪くなった?」


「.....ううん!もう6月だし最近暑いし、久々に走ったから少しバテちゃった」



なんとか誤魔化せたみたいだけど、やっぱり顔赤いのはバレてた.....



走ったのとしぃくんのせいで体が熱くなってまだ汗がひいてない私に対して爽やかに笑いながら「きぃ昔から運動嫌いだもんな」なんて言う。


さすがしぃくん.....


「あと5分で教室つかないと遅刻になる」


時計を見ながら呑気に言うけど.....私のせいでしぃくん遅刻しちゃう!!


「しぃくん走るよ!」


「きぃしんどいでしょ」



そんなこと言ってらんないよ!

私のせいでしぃくんを遅刻させたくない。

呑気に「喉乾いたな」なんて言ってるしぃくんの手を取り走る。



間に合うかなぁ.....




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