溺愛幼なじみの両片想い



私の目の前にパッと繋がれてる手を出す。



「.....!?」


「いつまでたってもきぃが離さないから」



ニヤッとしながら手をしゃがんでる私の膝の上に置いて手をギューッとする。


だめだよしぃくん.....!


また真っ赤になっちゃう.....!


朝からいちいち刺激が強いです.....。



でも私も無意識に手を取って走ってて、そのまま握ってしまってた。

しぃくんが遅刻しないために走ったのに、もうチャイムなるし.....



「ごめんね、無意識で.....」


「無意識か.....」


無意識か.....?

どういうことか分からないけど、聞こうとする前に繋がってないもう片方の手を取り、一緒に立たせてくれた。





< 20 / 47 >

この作品をシェア

pagetop