珈琲プリンスと苦い恋の始まり
(昼前だというのにこんなにガラガラでいいの?)


こんな開店休業的な雰囲気で大丈夫なのか…と考え、気にしても仕方ないか…と外へ出た。


バタンとドアを閉めると、庭に敷かれた白っぽい砂利に日光が反射し、海と同じくらいに眩しさに包まれる。

目を細めて手で日除けをしながら店へと向かい、懐かしい家屋を見上げてから、引き戸に手を掛けて引いた。


< 148 / 279 >

この作品をシェア

pagetop