私の本音は、あなたの為に。
「まず、図書委員として知っておいて欲しい事を言います。よく聞いておいて下さい」


先生の前置きがあり、図書室でのルールが確認された。


「…図書室で借りれる本は、3冊まで。返却期限は、借りた日から2週間後までです。ただし、長期休暇の時は別になるから、覚えておいて下さい」


私は、プリントに目を通しながらその話を聞いていた。


(本は好きではないけど、サッカーに関する本は借りるかもしれないから、覚えておいた方がいいよね…)


サッカーの本を借りておけば、ママには何とでも言う事ができる。


(図書委員になれて良かった)


そう思っている間に、先生の話はどんどん進んでいて。


「次に、平常活動について。基本的には、1クラスの男女で活動します。…朝の時間と、昼休みと、放課後です」


先生が一旦言葉を切り、プリントを見た。


「…朝の時間は、毎日他のクラスと交代でやってもらいます。昼休みも同様。…でも、放課後は、月・水・金と火・木に分けてやってもらいたいの。言ってる意味、分かるかな?」


「はい」


「分かります」


皆が意思表示をする。


玉村先生は、嬉しそうに笑って時計を見た。


「じゃあ、10分間時間を取るので、同じクラスの男女でどの時間帯に活動したいかを決めて下さい。出来れば、曜日も」
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