薄羽蜉蝣
後書き~という名のウラバナシ~
 あああ、やっぱり歴史ものは書きやすい。
 というのもこれを書いたのは、前の茶道部の話の連載中。

 相当な下書きを書いたにも関わらず全く終わる気配のない現代ものに嫌気がさし(あっ本音が)、何かネタがないものか、と現実逃避したときに思いついたこちらの話に没頭。
 『結構な腕前で!』の下書き放り出して、こっちを一気に書き上げました。

 そしてつくづく己の脳みそが時代がかっていることを痛感。
 現代ラブコメ(『結構な腕前で!』のことね)なんざ、何がどうなったら終わるのか。
 何をどうしたら盛り上がるのか。
 どうやったらバトルを書けるのさ。

 バトルなしで事件は起こるの?
 ちょっとでも血が流れたら警察沙汰だろうに、事件てどう起こるの、と、殺陣が普通の歴史脳では終わり方がわからないのですよ。

 ……とまぁ、実際のこのお話の後書き(の下書き)には、これを書き終えてしまったから、また『結構な~』の下書きに戻らにゃならん、と苦悩が綴られている( ̄▽ ̄;)どんだけ……。
 つまり今回のお話は、ほぼ1年前に作り終えてたわけです。

 で、今回の話は、自分の愛する人が仇だったらどうよってところが軸(ほんとかよ)ですが、ほんとに仇だったら左近の力量では昇華できないので、殺された父親も悪党でした、というランクを落とすオプションをつけてみました。
 それでもちょっと難しかったけど。

 ちなみに与之介の技は、あれだけで人は死ぬか、というところに、実は疑問があります( ̄▽ ̄)
 まぁ放っときゃ死ぬでしょう。
 細かいところは置いておく。

 しかしやっぱり人の名前に悩む。
 女性の場合はさほど悩まず付けられます。

 ただ男だよ、問題は。
 苗字は路線図から取るという技を使えば楽ちん、ということを学んだ。
 でも名前は、そうはいかん。
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