君がいて、僕がいる。
「ちょ。はやっ…」
圭介の家についた途端、圭介は私にキスをする。
まだ玄関なのにっ…!
「そ、ソファ座ろ」
「……んん、窓のとこにしよ」
圭介はそういうとようやく私から離れて、でも手は握ったまま、カーテンを開けて私を窓際に座らせた。
「ちょ、ここじゃ外から見えちゃう」
「電気つけてないから見えないし、キスくらい見られてもいいよ」
「だ、だめ!恥ずかしいよバカ」
ってかそれじゃなんのために家に帰ってきたのさ!
「……じゃあキスやめる?」
…なんで私に聞くの!なんて意地悪なんだ、、
「……ずるい」
「え?」
「圭介ばっかり余裕でずるいよ、バカ!」
私がそういうと、結局窓際で私にキスをする。
「…なんなのそれ、かわいすぎなんだけど」
____そんな不適の笑みを浮かべながら
「真希ってさ、男の萌えポイント押さえてるよね」
「……なにそれ」
「だからきっとモテるんだろな」
「いや別にモテてはないんだけど」
「顔もかわいいしさ」
「かわいくもないけど」
「本当、男は放っておけないよ」
「・・・・はは。なんなのそれ」
なんだかなぁ。
この人、彼女を甘やかす性分なのかな
すんごい気分よくなっちゃったよ
「……キスしていい?」
「だ、から聞かないでよっ」
私がそういうと、圭介は優しく笑って優しく抱き寄せてキスをする。
今度はちょっと長めの、初めての大人のキスで
「……ふっ、…」
私の呼吸、必死。