溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
真太郎ってば本当にこのままするつもりじゃないよね? いくら朝早い時間だと言っても、バレたらどうするの?

「真太郎、やっぱり……」

「黙って」

それ以上なにも言えず、キスで唇を塞がれてしまった時、勢いよく部屋のドアが開いた。

突然のことにフリーズし、彼に組み敷かれた状態のままふたりでドアの方へ視線を向ける。

するとお父さんがすごい剣幕で叫んだ。

「真太郎ー!! お前って奴はっ……!」

すぐさま真太郎はベッドから出され、お父さんの説教がはじまった。

慌てて身なりを整えながらも、呆気にとられてしまう。

でも次第に今の状況が恥ずかしいながらも可笑しくて、笑ってしまった。

私の左手薬指には幸せのしるしがある。

このアイテムひとつで、私は多くの幸せをもらえるんだ。愛する人と結ばれること、その家族との幸せ。……そしてきっと近い将来、生まれてくる新しい命と出会える幸せを。

指輪を撫でながら、そんな未来が想像できて私は幸せな気持ちでいっぱいになった。


   END
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