めがね先輩
先輩が起きる前に、早く帰ろう。
忘れ物の筆箱を手に取り、歩き出そうとすると…


「んんー…」

っ!

先輩の声に、ビクリと肩が震える。


………。


ビックリ、した…。
起きたのかと思った…。

はぁ…。
ほっと胸を撫で下ろす。



そのまま帰れば良かったのに。
なぜか足が動かなくて…気付けば先輩の目の前で来てた。
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