社内恋愛狂想曲
「誘惑する瞬間?」
自分の魅力を最大限に利用する術を心得ているのか、奥田さんは気に入った男性がいると必ず自分から積極的にアピールするらしい。
そしてその相手はほぼ確実に彼女か妻子がいるにも関わらず、奥田さんの虜になってしまうんだそうだ。
ある意味これも、奥田さんの持つ特殊能力なのかも知れない。
奥田さんは二人で何度か会っているうちに彼を好きになっていい雰囲気になったと言っていたけど、そんな可愛いものでもないらしい。
瀧内くんが言うには、奥田さんはどうやら彼に彼女がいるのを知っていたようで、彼女の目を盗んで彼に目配せしたり、さりげなく体に触れたりしてかなり積極的にアピールしていたようだ。
最初は気のせいかと思っていた彼も、それが次第にエスカレートすると確信に変わり、モテ期が来たとばかりに浮かれてしまったのだろう。
社員食堂でみんなでお昼を一緒に食べる程度の仲だった同期のはずが、いつしか仕事のあとに二人きりで会って朝まで過ごすほど親密になり、付き合い始めたばかりの彼女がいるにも関わらず彼は奥田さんにのめり込んでしまったそうだ。
「瀧内くん詳しいね……。なんで?」
「女同士の修羅場に遭遇したんですよ。その上、それを知らない男の方からは相談までされて……。僕にはなんの関係もないのに迷惑な話です」
「それは気の毒な……」
自分の魅力を最大限に利用する術を心得ているのか、奥田さんは気に入った男性がいると必ず自分から積極的にアピールするらしい。
そしてその相手はほぼ確実に彼女か妻子がいるにも関わらず、奥田さんの虜になってしまうんだそうだ。
ある意味これも、奥田さんの持つ特殊能力なのかも知れない。
奥田さんは二人で何度か会っているうちに彼を好きになっていい雰囲気になったと言っていたけど、そんな可愛いものでもないらしい。
瀧内くんが言うには、奥田さんはどうやら彼に彼女がいるのを知っていたようで、彼女の目を盗んで彼に目配せしたり、さりげなく体に触れたりしてかなり積極的にアピールしていたようだ。
最初は気のせいかと思っていた彼も、それが次第にエスカレートすると確信に変わり、モテ期が来たとばかりに浮かれてしまったのだろう。
社員食堂でみんなでお昼を一緒に食べる程度の仲だった同期のはずが、いつしか仕事のあとに二人きりで会って朝まで過ごすほど親密になり、付き合い始めたばかりの彼女がいるにも関わらず彼は奥田さんにのめり込んでしまったそうだ。
「瀧内くん詳しいね……。なんで?」
「女同士の修羅場に遭遇したんですよ。その上、それを知らない男の方からは相談までされて……。僕にはなんの関係もないのに迷惑な話です」
「それは気の毒な……」