社内恋愛狂想曲
葉月はどうやら酔うほどに飲むペースが早くなり、饒舌になるタイプらしい。
酔いが回り始めた頃の方が呂律があやしかったくらいで、完全に酔っている今は早口言葉も言えそうなほど滑舌がよくなっている。
思ったより口調がしっかりしていたから、話しているうちに酔いが覚めたのかと思ったけど、葉月はすでに本格的に酔い潰れる寸前なのかも知れない。
意識があるうちに送り届けた方が良さそうだ。
「明日でも明後日でも、またいくらでも付き合うから、今日はこれくらいにしとこうよ」
なんとかして葉月をなだめてお開きにしようとしていると、軽快な着信音が流れた。
大阪人にはお馴染みの、あのお笑い番組のテーマ曲だから、葉月のスマホだとすぐにわかる。
葉月は着信音に合わせて鼻唄を歌いながらジャケットのポケットを探る。
「あらー、ないなぁ。どこ行ったぁ?あいつ足でも生えとんちゃうかぁ?」
葉月はひたすらジャケットのポケットを探しているけれど、どう考えても着信音は鞄の中から聞こえている。
「そこじゃなくて、これ鞄の中で鳴ってるんだよ」
「ホンマかぁ?」
鞄の中をごそごそ漁ってようやく取り出したスマホの画面には、三島課長からの着信通知が表示されていた。
酔いが回り始めた頃の方が呂律があやしかったくらいで、完全に酔っている今は早口言葉も言えそうなほど滑舌がよくなっている。
思ったより口調がしっかりしていたから、話しているうちに酔いが覚めたのかと思ったけど、葉月はすでに本格的に酔い潰れる寸前なのかも知れない。
意識があるうちに送り届けた方が良さそうだ。
「明日でも明後日でも、またいくらでも付き合うから、今日はこれくらいにしとこうよ」
なんとかして葉月をなだめてお開きにしようとしていると、軽快な着信音が流れた。
大阪人にはお馴染みの、あのお笑い番組のテーマ曲だから、葉月のスマホだとすぐにわかる。
葉月は着信音に合わせて鼻唄を歌いながらジャケットのポケットを探る。
「あらー、ないなぁ。どこ行ったぁ?あいつ足でも生えとんちゃうかぁ?」
葉月はひたすらジャケットのポケットを探しているけれど、どう考えても着信音は鞄の中から聞こえている。
「そこじゃなくて、これ鞄の中で鳴ってるんだよ」
「ホンマかぁ?」
鞄の中をごそごそ漁ってようやく取り出したスマホの画面には、三島課長からの着信通知が表示されていた。