社内恋愛狂想曲
三島課長は少し先にあるコンビニの駐車場に入り車を停めた。
瀧内くんは場の空気を読むとか上司や先輩についていくということを考えないのか、さっさと車を降りようとしている。
「みなさんも何か欲しいものあります?」
いや、むしろ後輩だから上司や先輩に気を遣って、欲しいものはないかと聞くのか?
そういえば瀧内くんは、望みもしないのにやたらと修羅場遭遇率が高いと言っていたから、もしかしたら単純に、葉月と伊藤くんの修羅場から解放されたかっただけなのかも知れない。
瀧内くんがコンビニに寄りたいと言ってくれたおかげで、ヒートアップしていた葉月と伊藤くんは若干クールダウンした状態になっているようだ。
「……嘘つくなよ」
「つかへんわ」
「絶対だな?じゃあさっきのも嘘だったら許さないからな」
「しつこいな!嘘ついたらハリセンボン飲んだるわ!」
葉月はこの状況でもボケるのか?
関西人でもないのに「そのハリセンボンじゃなくて針千本だよ!」とツッコミたくてウズウズしている私は、どうやら葉月にかなり感化されているらしい。
瀧内くんは場の空気を読むとか上司や先輩についていくということを考えないのか、さっさと車を降りようとしている。
「みなさんも何か欲しいものあります?」
いや、むしろ後輩だから上司や先輩に気を遣って、欲しいものはないかと聞くのか?
そういえば瀧内くんは、望みもしないのにやたらと修羅場遭遇率が高いと言っていたから、もしかしたら単純に、葉月と伊藤くんの修羅場から解放されたかっただけなのかも知れない。
瀧内くんがコンビニに寄りたいと言ってくれたおかげで、ヒートアップしていた葉月と伊藤くんは若干クールダウンした状態になっているようだ。
「……嘘つくなよ」
「つかへんわ」
「絶対だな?じゃあさっきのも嘘だったら許さないからな」
「しつこいな!嘘ついたらハリセンボン飲んだるわ!」
葉月はこの状況でもボケるのか?
関西人でもないのに「そのハリセンボンじゃなくて針千本だよ!」とツッコミたくてウズウズしている私は、どうやら葉月にかなり感化されているらしい。