社内恋愛狂想曲
これ以上突っ込まれるとボロが出そうなので、今度は奥田さんに話を振ってみることにした。
「奥田さんは?いつもどんな雑誌読むの?私はあまり買わないんだけど、最近の雑誌って付録がすごいんでしょ?」
「私は今日発売の雑誌を……あっ」
奥田さんは何冊も手にした雑誌を私にチラ見せしようとして、派手に落としてしまった。
そんなにたくさん買うならかごを使えばいいのに。
落ちた雑誌を一緒に拾っていると、ファッション誌の下に料理本があることに気付いた。
作らなきゃ意味がないなんて言いながら、実は料理ができないことを気にしているのか、それとも本気で護の胃袋を掴みたいのか。
どちらにしても、SNS映えを気にして作るような料理では、20代の男性を満足させることはできないと思う。
「かわいい料理本ね。おうちで女子会でもするの?」
「まぁ……はい、そんなとこです」
「私は不器用だからこんな可愛い料理が作れる人はすごいと思うけど、男の人はこういうの、あまり喜んでくれないよね。とりあえずガッツリお腹にたまるのが一番だって」
実際はたいした恋愛経験もないのに、余裕ぶって“私はあなたより男の人のことはよくわかってますよ”みたいな言い方をしてみる。
それでも護のことに関しては、奥田さんより私の方がわかっている……と思う。
「奥田さんは?いつもどんな雑誌読むの?私はあまり買わないんだけど、最近の雑誌って付録がすごいんでしょ?」
「私は今日発売の雑誌を……あっ」
奥田さんは何冊も手にした雑誌を私にチラ見せしようとして、派手に落としてしまった。
そんなにたくさん買うならかごを使えばいいのに。
落ちた雑誌を一緒に拾っていると、ファッション誌の下に料理本があることに気付いた。
作らなきゃ意味がないなんて言いながら、実は料理ができないことを気にしているのか、それとも本気で護の胃袋を掴みたいのか。
どちらにしても、SNS映えを気にして作るような料理では、20代の男性を満足させることはできないと思う。
「かわいい料理本ね。おうちで女子会でもするの?」
「まぁ……はい、そんなとこです」
「私は不器用だからこんな可愛い料理が作れる人はすごいと思うけど、男の人はこういうの、あまり喜んでくれないよね。とりあえずガッツリお腹にたまるのが一番だって」
実際はたいした恋愛経験もないのに、余裕ぶって“私はあなたより男の人のことはよくわかってますよ”みたいな言い方をしてみる。
それでも護のことに関しては、奥田さんより私の方がわかっている……と思う。