社内恋愛狂想曲
どうしても早く帰りたいわけでもないし、瀧内くんが来るまで伊藤くんとお茶でも飲みながら話していれば、きっとあっという間だろう。
「終わるまで待ってるから大丈夫。先にお店に行ってるね」
『わかりました。お腹が空いたら先に食べてもらってかまいませんので』
「うん、わかった。じゃあまた後で」
電話を切って伊藤くんの顔を見た瞬間、伊藤くんが一緒でもいいか聞くのを忘れたことを思い出した。
「ごめん、肝心なこと聞き忘れた」
伊藤くんは少し呆れた様子で笑っている。
「なんのために電話したんだよ」
「まぁいいか。瀧内くんはまだもう少し遅くなるみたいだし、とりあえず行こう。レジで会計済ませてくる」
私がレジに向かおうとすると、伊藤くんは私が手に持っているブライダル雑誌を指さした。
「それも買うのか?」
「うん、まぁ……なりゆきで?」
「わざわざ買わなくても、明日にでも持ってきてやるよ。どうせ捨てるつもりだし」
葉月との喧嘩中に勢いで買ったものの、結婚の予定がないので持て余してしまったのだろう。
本当はコンビニで買ったその雑誌を、葉月と一緒に仲良く見られるといいんだけど。
「終わるまで待ってるから大丈夫。先にお店に行ってるね」
『わかりました。お腹が空いたら先に食べてもらってかまいませんので』
「うん、わかった。じゃあまた後で」
電話を切って伊藤くんの顔を見た瞬間、伊藤くんが一緒でもいいか聞くのを忘れたことを思い出した。
「ごめん、肝心なこと聞き忘れた」
伊藤くんは少し呆れた様子で笑っている。
「なんのために電話したんだよ」
「まぁいいか。瀧内くんはまだもう少し遅くなるみたいだし、とりあえず行こう。レジで会計済ませてくる」
私がレジに向かおうとすると、伊藤くんは私が手に持っているブライダル雑誌を指さした。
「それも買うのか?」
「うん、まぁ……なりゆきで?」
「わざわざ買わなくても、明日にでも持ってきてやるよ。どうせ捨てるつもりだし」
葉月との喧嘩中に勢いで買ったものの、結婚の予定がないので持て余してしまったのだろう。
本当はコンビニで買ったその雑誌を、葉月と一緒に仲良く見られるといいんだけど。