社内恋愛狂想曲
「あるだろ!さっきから言ってんじゃん、俺は見たんだから!」
伊藤くんが思わず語気を強めてそう言うと、瀧内くんが思い切り音を立ててメニューを閉じた。
葉月も伊藤くんも驚いて瀧内くんの方を見る。
そして瀧内くんが仏頂面で店員を呼ぶベルに手を伸ばしてボタンを押そうとすると、伊藤くんが慌ててそれを止めた。
「瀧内、勝手に押すなよ!」
「お二人ともメニューそっちのけで口論を始めたので、もう決まったのかと思いまして」
「あ、いや、それは……」
瀧内くんに無表情で切り返され、伊藤くんは返す言葉もなく、かなりたじろいでいる。
「続きはお二人でって、言いましたよね?」
伊藤くんと葉月は思わず顔を見合わせてから、瀧内くんに頭を下げた。
「悪かった……」
「ごめん……」
思わず吹き出しそうになるのを、メニューで顔を隠してなんとかこらえた。
瀧内くんってもしかして仲裁の達人なんじゃないだろうか。
確か昨日も同じような光景を見た気がする。
伊藤くんが思わず語気を強めてそう言うと、瀧内くんが思い切り音を立ててメニューを閉じた。
葉月も伊藤くんも驚いて瀧内くんの方を見る。
そして瀧内くんが仏頂面で店員を呼ぶベルに手を伸ばしてボタンを押そうとすると、伊藤くんが慌ててそれを止めた。
「瀧内、勝手に押すなよ!」
「お二人ともメニューそっちのけで口論を始めたので、もう決まったのかと思いまして」
「あ、いや、それは……」
瀧内くんに無表情で切り返され、伊藤くんは返す言葉もなく、かなりたじろいでいる。
「続きはお二人でって、言いましたよね?」
伊藤くんと葉月は思わず顔を見合わせてから、瀧内くんに頭を下げた。
「悪かった……」
「ごめん……」
思わず吹き出しそうになるのを、メニューで顔を隠してなんとかこらえた。
瀧内くんってもしかして仲裁の達人なんじゃないだろうか。
確か昨日も同じような光景を見た気がする。