社内恋愛狂想曲
翌日は定時から30分ほど遅れてなんとか仕事を終わらせ、急いで会社を出たところで伊藤くんと出会った。
葉月と瀧内くんは定時で会社を出たそうだ。
三島課長はあと30分ほどで終わるらしい。
他愛ない話をしながら歩いていると、ビジネス街を抜けて雑居ビルが建ち並ぶ繁華街の手前辺りで、急に伊藤くんの歩く速度が遅くなった。
「どうかした?」
「なぁ……あれ、橋口じゃね?」
「えっ?」
伊藤くんが指さす先の方を見ると、楽しそうに笑いながら髪の長い女の子の肩を抱いて歩く護の後ろ姿が見えた。
少し遠いけど、あれは紛れもなく護だ。
そして隣を歩いていたのは、遠目に見ても若くてきれいな女の子だった。
二人はそのまま繁華街の雑居ビルの合間にしれっと紛れ込んでいるラブホテルへと消えていった。
会社からこんなに近い場所で、堂々とそんな場所に出入りするとは、呆れて言葉も出ない。
「俺、あの子知ってる。あいつの取引先の担当者だ。橋口の元カノで、結婚してるって瀧内が言ってた」
「ふーん……そうなんだ」
葉月と瀧内くんは定時で会社を出たそうだ。
三島課長はあと30分ほどで終わるらしい。
他愛ない話をしながら歩いていると、ビジネス街を抜けて雑居ビルが建ち並ぶ繁華街の手前辺りで、急に伊藤くんの歩く速度が遅くなった。
「どうかした?」
「なぁ……あれ、橋口じゃね?」
「えっ?」
伊藤くんが指さす先の方を見ると、楽しそうに笑いながら髪の長い女の子の肩を抱いて歩く護の後ろ姿が見えた。
少し遠いけど、あれは紛れもなく護だ。
そして隣を歩いていたのは、遠目に見ても若くてきれいな女の子だった。
二人はそのまま繁華街の雑居ビルの合間にしれっと紛れ込んでいるラブホテルへと消えていった。
会社からこんなに近い場所で、堂々とそんな場所に出入りするとは、呆れて言葉も出ない。
「俺、あの子知ってる。あいつの取引先の担当者だ。橋口の元カノで、結婚してるって瀧内が言ってた」
「ふーん……そうなんだ」