社内恋愛狂想曲
翌朝は平日と同じ時間に起きて、着替えを済ませてから1階に降りた。

一応葉月にも声をかけたけれど、ゆうべのお酒のせいか、まだまだ起きられそうにもないので、もう少し寝かせておくことにした。

ゆうべは遅くまでお酒を飲んだし、休日の朝だから他のみんなまだ眠っているようだ。

さすがにアラサーにもなると寝起きの素顔を見られるのは恥ずかしいから、みんなが起きてくるまえに洗顔や化粧を済ませ、朝食の準備をしておこうとキッチンへ行くと、三島課長が冷蔵庫を覗き込んでいた。

「おはようございます」

声をかけると三島課長は少し驚いた様子で振り返る。

「おはよう……もう起きてたのか」

「はい、朝食の準備でもと思って。もしかして……」

三島課長も?と言いかけて、一瞬口ごもる。

そうだ、潤さんって呼ぶことになったんだった。

でもやっぱり照れくさくて、すんなりと出てこない。

「うん、俺も同じ」

「私やりますよ。何作りましょうか?」

「あいつら朝からガツガツ食うから、やっぱりパンより米だな。それから味噌汁と卵焼きと……」

「寝る前にお米研いでおけばよかったですね」

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