社内恋愛狂想曲
今日の三島課長からは、仕事中とはまた違った気遣いとか頼もしさが見られた。

どこにいてもこの人は、周りのみんなへの気配りを忘れない。

チームのみんなからもとても慕われ、信頼されているようだ。

私と三島課長が並んで床に座って水分補給をしていると、瀧内くんもやって来た。

「志織さん、バレーやるのは久しぶりって言ってたけど、全然ブランクを感じさせませんね」

「そうかな?でも明日は筋肉痛でつらいかもね。そういえば、今日は眼鏡してないね。コンタクト?」

「前にボールが当たって眼鏡壊しちゃったことがあるので、それからはバレーのときは使い捨てのコンタクトにしてます」

瀧内くんはいつもの眼鏡をかけていないせいか、普段より少し幼く見える。

普段の無表情で眼鏡をかけている瀧内くんはクールで知的な印象だと社内の女子から人気だけど、これはこれでキャーキャー言われそうだ。

「ところで伊藤くんは?」

伊藤くんの姿が見えないので尋ねると、瀧内くんは2階のギャラリーを親指でクイッと指さした。

「あそこです」

「あー……なるほどね」

< 366 / 1,001 >

この作品をシェア

pagetop