社内恋愛狂想曲
里美さんはあえて私のことを、三島課長の婚約者だとは言わなかった。
モナちゃんが三島課長のことを好きだと知っているんだから、そりゃ言いづらいよね。
「美作(みまさか)モナです。よろしくお願いします」
「よろしく……佐野志織です……」
外見だけじゃなく名字まで美しいのか!
そんなことを考えながら挨拶をすると、モナちゃんは私の隣に座っている三島課長を見て怪訝な顔をした。
「もしかして志織さんって、潤さんのお知り合いの方ですか?」
「ああ、うん。会社の同僚で……」
三島課長は自分の婚約者だと言おうとしたのだろうけれど、そのタイミングで渡辺さんから練習再開の号令がかかった。
みんなは立ち上がって飲み物をバッグにしまい、次の練習の準備をし始めた。
里美さんはどことなくホッとした様子だ。
いつかは言わなきゃいけないのだろうけど、婚約者としてモナちゃんと対峙するまで少しの猶予ができたことに、私自身も安堵した。
とりあえず今は練習中だし、余所事を考えていたせいで注意力が散漫になって怪我をするわけにはいかないから、ちゃんと練習に集中しようと思う。
モナちゃんが三島課長のことを好きだと知っているんだから、そりゃ言いづらいよね。
「美作(みまさか)モナです。よろしくお願いします」
「よろしく……佐野志織です……」
外見だけじゃなく名字まで美しいのか!
そんなことを考えながら挨拶をすると、モナちゃんは私の隣に座っている三島課長を見て怪訝な顔をした。
「もしかして志織さんって、潤さんのお知り合いの方ですか?」
「ああ、うん。会社の同僚で……」
三島課長は自分の婚約者だと言おうとしたのだろうけれど、そのタイミングで渡辺さんから練習再開の号令がかかった。
みんなは立ち上がって飲み物をバッグにしまい、次の練習の準備をし始めた。
里美さんはどことなくホッとした様子だ。
いつかは言わなきゃいけないのだろうけど、婚約者としてモナちゃんと対峙するまで少しの猶予ができたことに、私自身も安堵した。
とりあえず今は練習中だし、余所事を考えていたせいで注意力が散漫になって怪我をするわけにはいかないから、ちゃんと練習に集中しようと思う。