社内恋愛狂想曲
その後、アタックの練習をすることになった。

まずはレフトオープンからのアタックのようだ。

どうやら里美さんはセッターらしく、ネット際でスタンバイしている。

「志織ちゃんのポジションはどこかな?アタック打てる?」

「はい、アタッカーをやってましたので」

「じゃあやってみようか。まだ初日だし軽くでいいよ。しんどかったら遠慮なく休んでね」

「はい」

ボールかごからボールをひとつ取り出し、アタッカーの列の最後尾に並ぶ。

モナちゃんは壁を相手にボールを打ち付け、ひとりで肩慣らしをしていた。

アタッカーの列の一番先頭にいたのは三島課長だった。

「それじゃあ始めようか。お願いします」

「はーい、お願いしまーす」

三島課長がゆるやかにボールを投げると、里美さんがオーバーパスでトスを上げ、助走をつけてジャンプした三島課長がスナップを効かせてボールを打ち付ける。

三島課長の予想以上のジャンプ力と打ち付けたボールの鋭い角度に、思わず感嘆の声がもれた。

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