社内恋愛狂想曲
私が三島課長を避ける?

そんなことするわけがないのに、どうしてそう思ったんだろう?

「どうしてですか?理由もなく避けたりしませんよ」

『いや……日曜日にはモナちゃんにいろいろ言われてイヤな思いさせただろうし……それに……土曜日の帰り際にはあんなことしたから、それでいやがられたかなと思って……』

三島課長の言葉を聞いてまた土曜日のことを思い出し、顔がカーッと熱くなった。

うわ……今、絶対に顔真っ赤だ、私……。

そんな顔を見られるのは恥ずかしいから、電話で良かった。

「私ならモナちゃんのことも……土曜日のことも、全然気にしてませんから」

熱くなった顔を手でパタパタ扇ぎながら、できるだけいつも通りに話すと、三島課長は電話の向こうで微かに笑い声をあげた。

『モナちゃんのことはともかく……全然気にしてないって言われるのもちょっと複雑だな』

いやがられたかもって気にしていたことを気にしてないと言われて、一体何が複雑なんだろう?

「複雑……なんですか?」

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