社内恋愛狂想曲
「瀧内、志織のことは生理的に受け付けんってことはないやろ?」

「それはないですけど…… 佐野主任には僕なんかより歳上の男性の方がお似合いだと……そうだ、三島課長なんてどうです?大人のカップルって感じで説得力もありますよ」

そこでなぜ三島課長が出てくるのか?

まさかこんなことで自分の名前が挙げられているなんて、三島課長は思いもしないだろう。

だけど今度は葉月が瀧内くんの提案に納得がいかないようだ。

「橋口はプライド高いねん。上司より後輩に彼女をとられた方がショックに決まってる。奥田も自分のセフレの彼女に好きな男取られたらめっちゃ悔しがるで!だから二人で仲良うしてるとこ橋口と奥田に見せつけたれ!」

葉月がまくし立てるようにそう言うと、瀧内くんは不服そうに顔をしかめた。

「そのためだけに、僕に佐野主任と付き合えということですか?」

「商品管理部で世話になった上司のために一肌脱いだれ、瀧内!ホンマに付き合うのが無理やったら、付き合ってるふりだけでもええ!」

ああもう、何がなんだかよくわからない方向に話が進んでいるじゃないか!

葉月は相当酔っているのか?

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