社内恋愛狂想曲
その日の晩、遅くまで残業した私は、総務部に提出する書類の入った封筒を手に、くたびれ果ててオフィスを出た。
この疲れが仕事のせいだけでないのは自覚している。
仕事中は仕事のことだけに集中しようと思うのに、ほんの少し気をゆるめると昼休みの出来事を思い出してしまい、それを無理にかき消そうと無駄な労力を使ってしまった。
三島課長のことは好きだけど、見込みがまったくないなら傷が浅いうちにあきらめるべきなのかとか、それとも葉月の言うように、わずかでも可能性があるのなら努力してみるべきなのかとか、どれだけ考えてもなんの答えも出ない。
この歳になって初めて知るなんて情けないけど、本気の片想いって、こんなにしんどいものなんだな。
これなら仕事のことだけ考えている方が何倍もラクだ。
そんなことを思いながら総務部のある階でエレベーターを降り、その先にある営業部の前を通りかかると、三島課長がデスクでパソコンに向かっている姿が見えた。
昼休みにひどい態度を取ったことを謝った方がいいかなと思い足を止めかけたとき、下坂課長補佐が三島課長のすぐ隣にやって来て、何か話し掛けながらごく自然に三島課長の肩に触れた。
この疲れが仕事のせいだけでないのは自覚している。
仕事中は仕事のことだけに集中しようと思うのに、ほんの少し気をゆるめると昼休みの出来事を思い出してしまい、それを無理にかき消そうと無駄な労力を使ってしまった。
三島課長のことは好きだけど、見込みがまったくないなら傷が浅いうちにあきらめるべきなのかとか、それとも葉月の言うように、わずかでも可能性があるのなら努力してみるべきなのかとか、どれだけ考えてもなんの答えも出ない。
この歳になって初めて知るなんて情けないけど、本気の片想いって、こんなにしんどいものなんだな。
これなら仕事のことだけ考えている方が何倍もラクだ。
そんなことを思いながら総務部のある階でエレベーターを降り、その先にある営業部の前を通りかかると、三島課長がデスクでパソコンに向かっている姿が見えた。
昼休みにひどい態度を取ったことを謝った方がいいかなと思い足を止めかけたとき、下坂課長補佐が三島課長のすぐ隣にやって来て、何か話し掛けながらごく自然に三島課長の肩に触れた。