社内恋愛狂想曲
金曜日の朝は寝過ごすことなくいつも通りに起きて家を出た。
電車を降りて昼食を買うためにコンビニに寄ると、お菓子売り場の前でチョコレートを凝視している瀧内くんに遭遇した。
私はそっと瀧内くんに近寄り、陳列棚からひとつチョコレートを抜き取って瀧内くんの前に差し出す。
「今日はこれにしたら?」
「あっ……志織さん、おはようございます」
瀧内くんは私の選んだチョコレートを受け取り、パッケージをじっと眺めた。
「おはよう。それ、この前食べたけど美味しかったよ」
三島課長との偽婚約を解消しても、瀧内くんの中で私は“志織さん”のままなのだなと思うと苦笑いがもれる。
三島課長はもう私を“志織”とは呼ばないだろうに。
私がおにぎりのコーナーに向かうと、瀧内くんも私の選んだチョコレートを手に後ろをついてくる。
「また昼はコンビニ飯ですか?」
「うん。相変わらず忙しくて。それに今日は定時で仕事終わらせなきゃいけないからバタバタしそうだしね。営業部はどう?やっぱり忙しいの?」
「僕たちは通常運転ですね。でも潤さんとか役職就きの人たちは大変そうです」
やっぱり三島課長は仕事が忙しくて疲れているのかも知れない。
電車を降りて昼食を買うためにコンビニに寄ると、お菓子売り場の前でチョコレートを凝視している瀧内くんに遭遇した。
私はそっと瀧内くんに近寄り、陳列棚からひとつチョコレートを抜き取って瀧内くんの前に差し出す。
「今日はこれにしたら?」
「あっ……志織さん、おはようございます」
瀧内くんは私の選んだチョコレートを受け取り、パッケージをじっと眺めた。
「おはよう。それ、この前食べたけど美味しかったよ」
三島課長との偽婚約を解消しても、瀧内くんの中で私は“志織さん”のままなのだなと思うと苦笑いがもれる。
三島課長はもう私を“志織”とは呼ばないだろうに。
私がおにぎりのコーナーに向かうと、瀧内くんも私の選んだチョコレートを手に後ろをついてくる。
「また昼はコンビニ飯ですか?」
「うん。相変わらず忙しくて。それに今日は定時で仕事終わらせなきゃいけないからバタバタしそうだしね。営業部はどう?やっぱり忙しいの?」
「僕たちは通常運転ですね。でも潤さんとか役職就きの人たちは大変そうです」
やっぱり三島課長は仕事が忙しくて疲れているのかも知れない。