社内恋愛狂想曲
それでも今は私が三島課長の婚約者なんだからしっかりしなければと、水割りを煽って自分を奮い立たせた。
「へぇ……ずいぶん具体的だね。好きなタイプというより、好きな人がそんな人なのかな?じゃあ順番に聞いていこうか。佐野主任は?」
まさか自分までそんなことを聞かれるとは思っていなかったので焦ってしまい、口に含んでいた水割りを吹き出しそうになった。
「えっ、私もですか?」
「当然じゃーん!いつも仕事の話ばっかりしてるんだから、たまには一緒に恋バナとかしてみようよ。佐野主任の好きな人がどんな人なのか知りたいし」
有田課長は楽しそうに笑いながら、「さあさあ早く言え」と私を急かす。
「うーん……。好きなタイプとか、基本的にそういうのはないんですけど……彼は誰に対しても分け隔てなく優しくて、細やかな気遣いのできる心の広い人だと思います。でもたまにそれを好意だと勘違いさせてしまったりもするから、優しすぎるところが長所でもあり短所でもあるとは思うんですけど」
私が思いつく限りの三島課長の人柄を言葉にすると、有田課長は私の顔を見てニヤーッと笑った。
「へぇー……。そういう人が好きなんだ。佐野主任の好きな人は、言うなれば“超絶いい人”だね」
「へぇ……ずいぶん具体的だね。好きなタイプというより、好きな人がそんな人なのかな?じゃあ順番に聞いていこうか。佐野主任は?」
まさか自分までそんなことを聞かれるとは思っていなかったので焦ってしまい、口に含んでいた水割りを吹き出しそうになった。
「えっ、私もですか?」
「当然じゃーん!いつも仕事の話ばっかりしてるんだから、たまには一緒に恋バナとかしてみようよ。佐野主任の好きな人がどんな人なのか知りたいし」
有田課長は楽しそうに笑いながら、「さあさあ早く言え」と私を急かす。
「うーん……。好きなタイプとか、基本的にそういうのはないんですけど……彼は誰に対しても分け隔てなく優しくて、細やかな気遣いのできる心の広い人だと思います。でもたまにそれを好意だと勘違いさせてしまったりもするから、優しすぎるところが長所でもあり短所でもあるとは思うんですけど」
私が思いつく限りの三島課長の人柄を言葉にすると、有田課長は私の顔を見てニヤーッと笑った。
「へぇー……。そういう人が好きなんだ。佐野主任の好きな人は、言うなれば“超絶いい人”だね」