社内恋愛狂想曲
必要なものが揃ったので潤さんを探していると、潤さんはすでにレジで会計を済ませたあとだった。
「それで全部?」
潤さんは私の持っているかごを指さして尋ねた。
「はい、たぶん大丈夫だと思います」
「じゃあ、これで会計していいよ」
一万円札を差し出され、私は慌てて首を横に振る。
「とんでもない、ちゃんと自分で払いますよ!」
「でも帰らないでくれって急に言ったのは俺だし……どのみち、志織がいつでも泊まれるように、そこに入ってるものはほとんど俺の家に置いて行くんだから」
そう言って潤さんは私の手からかごを取り上げレジに向かい、店員に会計を頼んだ。
かごの中身をひとつずつレジの機械に通され、台の上に広げられる。
恥ずかしいから下着は見ないでとは言いづらい。
しかし底の方に入っているものが見えてくると、潤さんは私の手に一万円を握らせ、少し早口で「向こうで待ってるからそれで払っておいで」と言い残してその場を離れた。
私の気持ちを察してくれたというよりは、潤さん自身が女性用の下着を買うのが恥ずかしかったのだろう。
まさか潤さんと一緒に下着を買いに来ることになるとは思わなかった。
「それで全部?」
潤さんは私の持っているかごを指さして尋ねた。
「はい、たぶん大丈夫だと思います」
「じゃあ、これで会計していいよ」
一万円札を差し出され、私は慌てて首を横に振る。
「とんでもない、ちゃんと自分で払いますよ!」
「でも帰らないでくれって急に言ったのは俺だし……どのみち、志織がいつでも泊まれるように、そこに入ってるものはほとんど俺の家に置いて行くんだから」
そう言って潤さんは私の手からかごを取り上げレジに向かい、店員に会計を頼んだ。
かごの中身をひとつずつレジの機械に通され、台の上に広げられる。
恥ずかしいから下着は見ないでとは言いづらい。
しかし底の方に入っているものが見えてくると、潤さんは私の手に一万円を握らせ、少し早口で「向こうで待ってるからそれで払っておいで」と言い残してその場を離れた。
私の気持ちを察してくれたというよりは、潤さん自身が女性用の下着を買うのが恥ずかしかったのだろう。
まさか潤さんと一緒に下着を買いに来ることになるとは思わなかった。