社内恋愛狂想曲
いろいろリアル過ぎるというのは、現実は想像してたのと違ってたとか、そういう意味だろうか?

潤さんがどんな想像をしていたのか気になるけれど、いつも自分から当たり前みたいに手は繋ぐのに、くっつかれると照れてドキドキするなんて、ちょっとかわいい。

私は元々、あまり甘えたりベタベタするタイプではないけれど、なぜか潤さんには甘えてみたいとか触りたいと思うし、もっと触れてほしいとも思う。

今までは誰と付き合っても、こんな風に思うことはなかった。

女性に触れられることが苦手な潤さんが、私には触れたいと思ったのと同じように、私にとっても潤さんは特別なのかも知れない。

「私は潤さんとこうなれてすごく嬉しいので、もっとくっついてたいんですけど……やめた方がいいですか?」

「……ものすごくかわいいからそのままで」

ものすごくかわいいって……!

今までそんなことを言われたことがないから、あまりにも照れくさくなってうつむいた。

顔が真っ赤になっているのが自分でもわかる。

ゆっくり顔を上げると、潤さんは笑いながら私の顔を覗き込んだ。

「大丈夫?顔赤いけど」

「……潤さんのせいですよ」

「照れてる志織もかわいいなぁ」

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