社内恋愛狂想曲
「志織ホントにかわいい。食っちまいたい。あー、ヤバイな……またしたくなってきた」

「えぇっ?あんなにしたのに?!」

ゆうべ何度もしたのに、またあんなに激しくされたら、さすがにこれ以上は身が持たない。

両手の自由を奪われたままなんとか逃げ出そうと身をよじると、潤さんは意地悪な笑みを浮かべて私の体を抱き寄せた。

「今まで誰と付き合っても本気で好きになれなかったし、欲情したこともなかったけど……。こんなに好きになったのも、かわいいとか抱きたいって思うのも、あんなに夢中になってがっついたのも、全部志織が初めて」

こんな風に言われるともちろん嬉しい。

私は潤さんの特別な存在で、ものすごく愛されているのだと思えた。

潤さんは私の手を優しく握りながら唇にキスをした。

「優しいだけじゃない俺のこと、きらいになった?」

「……好き……全部大好き」

「俺も志織が大好き。志織にはずっと煽られっぱなしだ」

そう言って潤さんはお互いの体と体の隙間がなくなりそうなほど私の体を抱きしめた。

いや、抱きしめるというよりはピッタリと体をくっつけるとか、肌を押し付けるという表現の方が適しているだろうか?
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