社内恋愛狂想曲
「橋口は俺がずっと志織のこと好きだったことに気付いてたみたいだから、牽制されたんだと思う。でも居酒屋で玲司と木村と一緒に飲んだときに、志織が“友達が婚約者に浮気された”って相談してきただろ?あのとき、もしかしたら志織自身のことなんじゃないかと思ったから、橋口が結婚したがってるって話して探りを入れてみた」
まさかの真相を明かされ、私はただ戸惑うばかりだ。
私が護と付き合っていたことも、護に浮気をされて悩んでいたことも、私から潤さんに直接話したことなどないのに、それを知られていた上に隠し通せているつもりでいたのだと思うと恥ずかしい。
やっぱり潤さんは私が思っていたよりずっと策士だと思う。
「気付いてたなら言ってくれれば良かったのに……」
「言えるわけないだろ?橋口と別れて俺と付き合ってくれとか……」
「そこまで言えとは言ってませんけど……どちらにしても私はもう彼には未練なんかないし、今は潤さんのことしか考えてませんよ。そうでなければ両親に紹介しようなんて思いません」
「……橋口は紹介しなかったのか?一時は結婚も考えてたんだろ?」
まさかの真相を明かされ、私はただ戸惑うばかりだ。
私が護と付き合っていたことも、護に浮気をされて悩んでいたことも、私から潤さんに直接話したことなどないのに、それを知られていた上に隠し通せているつもりでいたのだと思うと恥ずかしい。
やっぱり潤さんは私が思っていたよりずっと策士だと思う。
「気付いてたなら言ってくれれば良かったのに……」
「言えるわけないだろ?橋口と別れて俺と付き合ってくれとか……」
「そこまで言えとは言ってませんけど……どちらにしても私はもう彼には未練なんかないし、今は潤さんのことしか考えてませんよ。そうでなければ両親に紹介しようなんて思いません」
「……橋口は紹介しなかったのか?一時は結婚も考えてたんだろ?」