社内恋愛狂想曲
しかし治るまでの約1か月間、この腕で実家から片道2時間ほどかけて通勤するのはかなり厳しい。
「うーん……。私もそんなに長くは仕事休めないし、実家から会社まで遠いから、治るまで毎日通うのは大変だなぁ……」
ひとりでなんとか生活できるのならいいけれど、利き腕ではないにしても片腕が使えないとなると、普段は普通にできることも、片手でできなくて困ることがいろいろありそうだ。
どうしようかと考えていると、配膳係りの女性が昼食を運んできてくれた。
「あら、もうお昼なのね。私も売店で何か買ってこようかしら」
母がそう言ってイスから立ち上がるのと同時に、ドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ」と返事をするとドアが開き、葉月と伊藤くんと瀧内くんが姿を見せた。
3人が挨拶をすると、母は「志織がいつもお世話になっております」と頭を下げる。
退院後にもし私が実家に帰るとなかなか会えないだろうから、病院にいるうちに一度顔を見ておこうと言って、伊藤くんと瀧内くんの外回りの合間に、葉月は部長に外出許可をもらって一緒に来てくれたのだそうだ。
あと数時間で退院する予定なのに、まさか来てくれるとは思わなかった。
「うーん……。私もそんなに長くは仕事休めないし、実家から会社まで遠いから、治るまで毎日通うのは大変だなぁ……」
ひとりでなんとか生活できるのならいいけれど、利き腕ではないにしても片腕が使えないとなると、普段は普通にできることも、片手でできなくて困ることがいろいろありそうだ。
どうしようかと考えていると、配膳係りの女性が昼食を運んできてくれた。
「あら、もうお昼なのね。私も売店で何か買ってこようかしら」
母がそう言ってイスから立ち上がるのと同時に、ドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ」と返事をするとドアが開き、葉月と伊藤くんと瀧内くんが姿を見せた。
3人が挨拶をすると、母は「志織がいつもお世話になっております」と頭を下げる。
退院後にもし私が実家に帰るとなかなか会えないだろうから、病院にいるうちに一度顔を見ておこうと言って、伊藤くんと瀧内くんの外回りの合間に、葉月は部長に外出許可をもらって一緒に来てくれたのだそうだ。
あと数時間で退院する予定なのに、まさか来てくれるとは思わなかった。