社内恋愛狂想曲
「奇跡的にね。みんなエスカレーターを使うからかな、階段にはあまり人がいなくて、一番上から下まで一気に転げ落ちたらしいよ。私は意識がなかったから覚えてないんだけど」
瀧内くんの言う通り、落ちる途中で他人を巻き込んでいたら大変なことになっていただろう。
そう考えるとゾッとする。
「退院後はどないすんの?お母さんにいてもらえるん?」
「いや、それがね……」
父がギックリ腰になって捻挫もしてしまい、しばらくは介助が必要だから自宅で母の世話になるのは難しいと答えると、葉月は少し考えてから、ポンと手を打った。
「ほな、ギプス取れるまでの間、うちにおいでや。志織のことやからさっさと職場復帰するつもりやろし、一人やと風呂にも入れんやろ?」
「それはありがたいけど……ギプス取れるまで1か月近くかかるらしいし、いくらなんでも葉月に悪いよ」
「遠慮せんでええって。介護でもなんでもしたるて言うたやろ?」
「だから介護って……!」
葉月は早速母に「お母さんもお父さんのお世話で大変やと思いますし、有給明けたら志織をうちで預かってもええですか?」と尋ねた。
母は恐縮しながらも、葉月のありがたい申し出を受けてお礼を言っている。
瀧内くんの言う通り、落ちる途中で他人を巻き込んでいたら大変なことになっていただろう。
そう考えるとゾッとする。
「退院後はどないすんの?お母さんにいてもらえるん?」
「いや、それがね……」
父がギックリ腰になって捻挫もしてしまい、しばらくは介助が必要だから自宅で母の世話になるのは難しいと答えると、葉月は少し考えてから、ポンと手を打った。
「ほな、ギプス取れるまでの間、うちにおいでや。志織のことやからさっさと職場復帰するつもりやろし、一人やと風呂にも入れんやろ?」
「それはありがたいけど……ギプス取れるまで1か月近くかかるらしいし、いくらなんでも葉月に悪いよ」
「遠慮せんでええって。介護でもなんでもしたるて言うたやろ?」
「だから介護って……!」
葉月は早速母に「お母さんもお父さんのお世話で大変やと思いますし、有給明けたら志織をうちで預かってもええですか?」と尋ねた。
母は恐縮しながらも、葉月のありがたい申し出を受けてお礼を言っている。