社内恋愛狂想曲
「潤くんとだよ。月曜の朝に“どうだった?”って聞いたけど“別になんにもない”って言うし、めちゃくちゃ暗いし、普段なら絶対にしないようなミスするし、あれは絶対半分魂抜けてたなぁ」
やっぱり潤さんは私との間にあったことを伊藤くんたちには話していないようだ。
“なんにもなかった”と言ったということは、潤さんは本当に私とのことをなかったことにしてしまったのかも知れない。
ここは私も話を合わせておいた方がいいのかと思っていると、瀧内くんが口の中のおにぎりをお茶で流し込んで私の方を見た。
「なんにもなくてあんな腑抜けた状態になるわけがないでしょう。僕が志織さんとはうまくいったのかって聞いたら、潤さん、言ってましたよ。“フラれた”って」
「ええっ?!それは違うよ、むしろフラれたのは私の方で……!」
思わず声をあげると、瀧内くんがニヤリと笑った。
ああ……この顔は何度も見たことがある。
猛烈にいやな予感しかしない。
「あれ?何もなかったんじゃなかったんでしたっけ?」
「えっ……もしかして今のって……」
「嘘ですよ。秘密主義の潤さんが僕らにそんなことを言うわけないじゃないですか」
やっぱり潤さんは私との間にあったことを伊藤くんたちには話していないようだ。
“なんにもなかった”と言ったということは、潤さんは本当に私とのことをなかったことにしてしまったのかも知れない。
ここは私も話を合わせておいた方がいいのかと思っていると、瀧内くんが口の中のおにぎりをお茶で流し込んで私の方を見た。
「なんにもなくてあんな腑抜けた状態になるわけがないでしょう。僕が志織さんとはうまくいったのかって聞いたら、潤さん、言ってましたよ。“フラれた”って」
「ええっ?!それは違うよ、むしろフラれたのは私の方で……!」
思わず声をあげると、瀧内くんがニヤリと笑った。
ああ……この顔は何度も見たことがある。
猛烈にいやな予感しかしない。
「あれ?何もなかったんじゃなかったんでしたっけ?」
「えっ……もしかして今のって……」
「嘘ですよ。秘密主義の潤さんが僕らにそんなことを言うわけないじゃないですか」