社内恋愛狂想曲
その夜から葉月の家でお世話になることになった。
葉月は元気のない私を気遣いながらも、潤さんのことは何も話してくれなかった。
「明日は病院に行くんやろ?予約何時?」
「10時」
「私は会社行くし、7時前に起きて8時には家出るけど……一人で大丈夫か?」
「うん、大丈夫。私も同じ時間に起きる」
「わかった。ほな、今日はもう寝よか。おやすみ」
「おやすみ」
葉月が用意してくれた布団に横になって目を閉じると、潤さんの顔ばかりが浮かんだ。
潤さんはどこで何をしているのかとか、それを知られたくないほど私のことはもうどうでも良くなってしまったのかとか、そんなことばかりが頭をよぎる。
慣れない場所のせいもあるのか、葉月が寝息をたて始めてしばらく経ってもなかなか眠れず、何度もため息をついた。
葉月も伊藤くんも、おそらく瀧内くんも、潤さんのことを知っているのに、誰との約束かは知らないけれど私には何も話してくれない。
疎外感に苛まれ、無性に寂しくなってしまう。
「潤さん……」
思わず声に出して呟くと涙がこぼれ落ち、止めることができず嗚咽がもれる。
葉月は元気のない私を気遣いながらも、潤さんのことは何も話してくれなかった。
「明日は病院に行くんやろ?予約何時?」
「10時」
「私は会社行くし、7時前に起きて8時には家出るけど……一人で大丈夫か?」
「うん、大丈夫。私も同じ時間に起きる」
「わかった。ほな、今日はもう寝よか。おやすみ」
「おやすみ」
葉月が用意してくれた布団に横になって目を閉じると、潤さんの顔ばかりが浮かんだ。
潤さんはどこで何をしているのかとか、それを知られたくないほど私のことはもうどうでも良くなってしまったのかとか、そんなことばかりが頭をよぎる。
慣れない場所のせいもあるのか、葉月が寝息をたて始めてしばらく経ってもなかなか眠れず、何度もため息をついた。
葉月も伊藤くんも、おそらく瀧内くんも、潤さんのことを知っているのに、誰との約束かは知らないけれど私には何も話してくれない。
疎外感に苛まれ、無性に寂しくなってしまう。
「潤さん……」
思わず声に出して呟くと涙がこぼれ落ち、止めることができず嗚咽がもれる。