社内恋愛狂想曲
覚悟を決めて私からプロポーズしたのに、もしかして断られてしまうのかも知れないという不安がよぎる。
「ちゃんと話すから……とりあえず、座って」
一体何を言われるのかとビクビクしながら、そばにあったイスに座る。
「親父の後を継ぐ気はないってずっと言ってるのは本当のことなんだけど……実は今年に入ってからちょっと向こうの状況が変わって来て……」
潤さんは言葉を選びながら、潤さんが今置かれている状況と、潤さん自身の気持ちを話し始めた。
「あじさい堂は今、俺の祖父が会長で親父が社長なんだけど……」
潤さんのおじいさんは御歳91歳という高齢でありながら、業界最大手の企業の会長として精力的に仕事をこなしているそうだ。
しかし“寄る年波には勝てない”と本人が言うように、年々体力が衰え、些細なことでも体調を崩しやすくなってしまい、今年に入ってから“そろそろ隠居したい”と言い出したらしい。
おじいさんが会長職を退くと、現社長であるお父さんが会長職に就き、社長として後を継ぐのは当然社長の息子である潤さんだとお父さんは言っているようだ。
「ちゃんと話すから……とりあえず、座って」
一体何を言われるのかとビクビクしながら、そばにあったイスに座る。
「親父の後を継ぐ気はないってずっと言ってるのは本当のことなんだけど……実は今年に入ってからちょっと向こうの状況が変わって来て……」
潤さんは言葉を選びながら、潤さんが今置かれている状況と、潤さん自身の気持ちを話し始めた。
「あじさい堂は今、俺の祖父が会長で親父が社長なんだけど……」
潤さんのおじいさんは御歳91歳という高齢でありながら、業界最大手の企業の会長として精力的に仕事をこなしているそうだ。
しかし“寄る年波には勝てない”と本人が言うように、年々体力が衰え、些細なことでも体調を崩しやすくなってしまい、今年に入ってから“そろそろ隠居したい”と言い出したらしい。
おじいさんが会長職を退くと、現社長であるお父さんが会長職に就き、社長として後を継ぐのは当然社長の息子である潤さんだとお父さんは言っているようだ。